ユベントスのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが加入した今季、さらなる飛躍が期待されていたが、チーム内での序列は落ちている。マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、現地時間10日のセリエA第23節サッスオーロ戦(3-0)で交代出場したディバラについて、「ディバラは上手くやっているが、ロナウドはマンジュキッチを必要としている」と、ディバラが控えに回っている現状の理由を語った。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が伝えている。
 ユベントス在籍4年目となったディバラは、過去3シーズンにわたり年間20得点近くを挙げて、チームのエースと言っても過言ではない成績を収めている。しかし、今季はリーグ第22節終了時点で20試合に出場してわずか2得点。カップ戦を含めても28試合出場で7得点とゴール数が激減している。
 前節のパルマ戦(3-3)ではベンチ入りも出場機会はなく、試合終了前にベンチから引き上げ問題視されることなった。その後の謝罪を経たサッスオーロ戦でもスタメンから外れ、プレー時間は後半38分からのわずか7分間にとどまった。
 ユベントスのアッレグリ監督は試合後の会見で、ディバラのスタメン落ちに関して「精神的な再充電」と説明。続けて、ディバラとロナウドの共存についても触れている。
「ロナウドは強靭な肉体でエリア内を居住区とするが、ディバラにそれはできない。誰もがディバラやロナウドとともにプレーできるが、それは標準的な組み合わせで負けてしまう状況に陥ってしまう。ロナウドはマドリードで10年間ベンゼマとともにやってきたが、それは異常ではなかった。ディバラにはマンジュキッチが必要で、ロナウドにはマンジュキッチが必要だ」
 アッレグリ監督は、現在18ゴールを挙げて得点ランキングで首位を走るロナウドがファーストチョイスで、そのロナウドと最も良いコンビネーションを見せるマンジュキッチがセカンドチョイスになると示唆。ディバラは与えられたチャンスで結果を残さない限り、辛酸を舐める日々が続くことになりそうだ。


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