昨夏にニューカッスルへ加入した日本代表FW武藤嘉紀は、思うように出番を勝ち取れずにいる。今冬にパラグアイ代表MFミゲル・アルミオンが新加入し、英地元紙「クロニクル・ライブ」は「ヨシノリ・ムトウとは異なり、なぜミゲル・アルミオンの英語力の欠如はニューカッスルに影響をもたらさないのか?」と武藤の課題を指摘している。
 武藤は昨夏にマインツからニューカッスルへ移籍し、念願のプレミアリーグ参戦を果たした。しかし、序盤戦から出番を手にすることに苦戦し、ベンチを温める時間が増えている。今年1月にはアジアカップに出場した日本代表に追加招集され、チームから約1カ月の長期離脱を余儀なくされた。
 一方で、今冬の移籍市場ではMLS(メジャーリーグサッカー)のアトランタ・ユナイテッドから25歳のアルミオンが加入。パラグアイ出身でスペイン語圏なのもあり、スペイン出身のラファエル・ベニテス監督とのコミュニケーションは問題ない。さらに、アルミオンはアメリカで2年間プレーしていたことから、他言語でのコミュニケーションも心配していないことを指揮官は強調している。
「アルミオンのことは心配していないよ。何人かの選手、もしくは全員にも言えることだが、異なるリーグや国からプレミアリーグにやってきた選手にとっては、本当に難しい環境だ。適応するには時間が必要だし、何人かにとっては周囲のコミュニケーションも図れないのでより難しく感じるだろう。だが、彼はスペイン語で多くの選手と会話することができるし、英語も完璧に理解することができる。だから、なんの問題もない」
 また記事では、シーズン序盤にベニテス監督が武藤について「英語力があまりに乏しすぎる」と指摘していたことを紹介。アルミオンに対しては「ムトウの二の足を踏むことはないだろう」と表現されている。言語の壁に苦しむ武藤だが、ピッチ上の結果で逆境をはね返したいところだ。


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