マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督が今季プレミアリーグの行方について、トップ4入りのためには「奇跡」が必要だと語り、タイトルレースからは完全に脱落したことを認めた。
 モウリーニョ体制3季目となる今季、ユナイテッドは序盤から苦戦を強いられている。第14節を終えた時点で6勝4分4敗で7位。首位を走る宿敵マンチェスター・シティとは16ポイント差がつき、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権内の4位アーセナルとの勝ち点差も「8」に広がった。プレミア最多優勝を誇る名門だが、ライバルたちに大きく遅れをとっている。
 前節のサウサンプトン戦は2-2の引き分けで、リーグ戦で3試合勝利から遠ざかっている。そのサウサンプトン戦後、モウリーニョ監督はブラジルテレビ局「RedeTV」の取材に対し、トップ4入りが絶望的な状況になったと本音を吐露した。
「去年、我々が2位になったことは素晴らしいことだと言った。トップ4を争う他のチームとのクオリティーを比較すればそういうことになる。(今季も)できるだけ多くの勝ち点を得るためのトライをしているが、4位で終えるのはミラクル(奇跡)だ」
 指揮官はこのように語った。リーグタイトル獲得に関してはもはや白旗を掲げ、トップ4入りすら望みが薄い状況だとしている。
 来季のCL出場権を逃すようなことになれば、いよいよ指揮官としての立場が危うくなることは間違いない。モウリーニョ監督は自ら口にした「奇跡」を、起こすことはできるだろうか。


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