チェルシーがアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチ獲得に向けて、ドルトムントへ正式オファーを出したと、英紙「イブニング・スタンダード」が報じている。
 ドルトムントの下部組織で育ったプリシッチは2016年にトップデビューを果たすと、すぐさまその才能を発揮し、昨季はリーグ戦32試合に出場し4ゴール6アシストをマーク。ルシアン・ファブレ監督が就任した今季は、負傷離脱もありリーグ戦でのフル出場は2試合のみ。8試合1得点2アシストという成績になっている。
 チェルシーは今季のプレミアリーグで9勝4分1敗の3位と好調だが、18歳以下の選手補強に関する規約違反があったと報じられ、FIFAから処分が下される可能性が浮上している。その場合、移籍市場で最大2年間の補強禁止が命じられる可能性があり、処分決定前に即戦力の確保に乗り出そうとしていると、先日報道されていた。
「イブニング・スタンダード」紙によれば、ドイツ情報筋の話として、チェルシーは現地時間11月30日にドルトムントに接触し、来月の移籍市場での獲得に向けて交渉しているという。また、ドルトムント側は7000万ユーロ(約90億円)を要求しているが、チェルシーの入札額はそれより少なかったようだとも伝えている。
 だが、チェルシーにはプリシッチ獲得を有利に進める切り札があるようだ。ドルトムントはすでにプリシッチの代わりとして、ベルギー代表MFエデン・アザールの弟であるFWトルガン・アザールに目をつけているという。


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