日本代表DF冨安健洋とMF鎌田大地が所属するベルギー1部のシント=トロイデンは、現地時間25日のリーグ第16節アンデルレヒト戦で4-2と勝利した。反撃の狼煙となる一撃を決めた冨安は欧州移籍後初ゴールをマークするなど存在感を発揮。ベルギー紙もそのプレーを称えている。
 シント=トロイデンの日本代表MF遠藤航はベンチスタートとなった一方、アンデルレヒトのMF森岡亮太はベンチ外。冨安と鎌田が先発出場したなか、前半8分にシント=トロイデンが先制するも前半に追いつかれ、後半7分に逆転される展開となった。
 そんな劣勢の状況下で、チームに勢いをもたらしたのが冨安だった。1-2で迎えた同17分、右CKを獲得したシント=トロイデンはショートコーナーからクロスを供給。シュートは相手GKに一度防がれるも、相手と競り合いながらも体を投げ出すように飛び込んだ冨安がアウトサイドで一瞬早く触り、同点ゴールを決めた。
 その後、鎌田も角度のない場所から追加点を叩き込んでおり、最終的に4-2でシント=トロイデンが勝利。ベルギー紙「HLN」は冨安の欧州移籍後初ゴールに触れ、「諦めずに追いかけ、仕留めた」と伝えている。また、オランダメディア「Sportnieuws」はゴールを決めた日本人コンビがこの日の勝利を呼び込んだとして、「主役を要求した」と報じている。
 今年1月にJ2アビスパ福岡から欧州挑戦を決断した20歳の若武者は、森保一体制下の日本代表に初招集。10月12日の国際親善試合パナマ戦(3-0)で日本代表デビューを飾るなど進境著しく、ベルギーの地で着実に研鑽を積んでいる。



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