森保一監督率いる日本代表は、16日の国際親善試合ベネズエラ戦で1-1と引き分けた。2018年ラストゲームとなる20日のキルギス戦(豊田スタジアム)は、新体制発足後初めてアジアのチームと対戦し、“仮想アジアカップ”の位置づけとなる。2011年大会以来5回目の優勝を目指すなか、ロシア・ワールドカップ(W杯)出場組のDF酒井宏樹(マルセイユ)は、勢いのある2列目をいかにコントロールするかをポイントに挙げた。
 森保ジャパンは9月の初陣をコスタリカ、10月シリーズ以降はパナマ、ウルグアイ、ベネズエラといずれも中南米勢と対戦してきた。そして、20日の2018年ラストゲームは初のアジア圏(中央アジア)となるキルギスが相手。森保監督がメンバー発表会見で「キルギスに関してはアジアでの戦いということを想定できる試合ができると思う」と話しており、グループリーグで激突するトルクメニスタン、オマーン、ウズベキスタンをイメージしながら戦うことになるだろう。
 発足から対戦してきた4カ国は、自陣深くにブロックを作って守備を固める戦術は採ってこなかった。ウルグアイに至っては、ビハインドを背負うとFIFAランキング5位(当時)のプライドを懸けて壮絶な打ち合いを挑んできている。しかし、ことアジアで見れば、日本は強豪国扱いだ。相手が守備に人数をかけてカウンターを狙うシチュエーションは自ずと増えるだろう。つまり、森保監督が掲げるチームコンセプトを落とし込むと同時に、“アジア対策”も進めなければならない。酒井はベネズエラ戦前日、アジアでの戦いについて「セーブ」をキーワードの一つに掲げた。
「セーブという言い方はあまり好きじゃないけど、1試合100%でやって体力を使い過ぎてしまうのは良くない。最終的に優勝するには相当な体力が必要。どれだけセーブしながら勝ち進めるかだと思います」



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