明治安田J1第31節第1日(31日、鹿島1-0C大阪、カシマ)1試合が行われ、C大阪は敵地で鹿島に0-1で敗戦。3日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝に向けて主力を温存した相手に痛恨の黒星を喫した。日本代表の森保一監督(50)が視察に訪れた中でFW杉本健勇(25)も不発。来季のACL出場権を得る3位争いで大きく後退した。鹿島は3試合ぶりの勝利で3位に浮上した。
 来季のアジア挑戦権が遠のいた。C大阪は鹿島の“2軍”相手に痛恨の敗北。尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督はため息混じりに言葉を絞り出した。
 「この試合に向けて、大きな意志と目標を持ってきましたけど、こういった結果になってしまったのは、自分の責任」
 ACL決勝を3日後に控える相手は直近の同準決勝・水原戦から先発9人を変更。セレッソは左太もも裏痛のMF清武を欠いたものの、前戦から中10日でみっちりと調整してきた。
 しかし前半17分にはFW杉本の左足ミドルがポストに阻まれ、同41分にはFW柿谷の左足シュートもポスト。頼みの両ストライカーが決められずにいると、後半7分に韓国代表GK金鎮鉉(キム・ジンヒョン)が痛恨のミスを犯した。CKからDF小田のヘディングをキャッチできずにそらすと、懸命に掻き出したのも届かずに判定はゴールイン。結局このビハインドをはね返すことはできずに敗れた。
 杉本は後半35分にもMFソウザのFKに合わせてヘディングするもGKの好セーブに阻まれた。今季ここまでわずか4得点。ゴールから見放されていることを象徴するような結果になったストライカーは「チャンスはあった。自分は2点とれていた」とうつむくしかなかった。
 主力を温存して勝ち点3を得た鹿島は3位に浮上。杉本は「落としたメンバーだからとかは関係なくて、どんな相手にも負けるのは悔しい」と話したが、7位のC大阪は残り4試合で勝ち点5差とされた。無冠が確定した今季、最後の目標がかすむ痛恨の一敗となった。 (大石豊佳)
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