10月19日、U-19日本代表はAFC U-19選手権の初戦の北朝鮮戦を迎える。
 2年に1度行われるこの大会でベスト4以上に進出すれば、来年ポーランドで開催されるU-20W杯の出場権を得ることができる。だが、もしグループリーグやトーナメントでの一発勝負(準々決勝)で敗れることがあれば……その時点でこのチームは消滅することになる。
 先のAFC U-16選手権も同じレギュレーションだった。森山佳郎監督率いるU-16日本代表はグループリーグを1位で突破(2位までが決勝トーナメント進出)すると、決勝トーナメント初戦となる準々決勝でオマーンを下して、2大会連続のU-17W杯(ペルー)出場権を獲得し、その勢いのまま見事にアジア王者の座を手にしている。
 その弟分に続かんと、影山雅永監督率いるU-19日本代表は決戦の地・インドネシアに乗り込んだ。
 今回のチームは、例年と比較してもタレント揃いの部類に入ると言って良いだろう。
 ただこの18、19歳の年代の代表チームは、最年長の1999年の早生まれがJリーグ入りしてのプロ2年目。そして、主軸となるその下の選手たちがプロ1年目の選手とあって、所属チームでの出場機会が減り、試合勘が鈍っているという問題に毎回直面する。
 だが……今回はJリーグの試合に出場している選手が多い。
U-19世代でクラブでもレギュラーに。 その象徴的な選手が、浦和レッズで不動のレギュラーの座を掴んでいるDF橋岡大樹、ヴィッセル神戸でレギュラーを掴んでいるMF郷家友太、鹿島アントラーズのMF安部裕葵、湘南ベルマーレでレギュラーに食い込んできたMF齊藤未月とDF石原広教、東京ヴェルディでコンスタントに出番を掴んでいるMF藤本寛也、京都サンガのGK若原智哉たちだろう。
 彼ら以外にもDF荻原拓也(浦和)、MF久保建英(横浜F・マリノス)、FW田川亨介(サガン鳥栖)はレギュラーというほどではないが、プロの舞台でプレー機会を得ている。
 さらに今回は、昨年のU-17W杯(インド)世代がチームに多く食い込んできているのも、魅力の1つである。


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掲載元:サッカー日本代表 - Number Web
URL:https://number.bunshun.jp/articles/-/832216