森保一監督率いる日本代表は16日、国際親善試合ウルグアイ戦で壮絶な打ち合いの末に4-3で勝利した。FIFAランキング5位の強豪国が同55位の韓国、同54位の日本に連敗を喫したことを受け、海外メディアも「何かポジティブなものを得たか?」と辛辣な評価を下している。
 12日の国際親善試合パナマ戦で3-0と勝利した日本に対し、ウルグアイは同日の韓国戦で1-2とまさかの黒星を喫して、この日の対戦を迎えた。FIFAランキング5位の威信をかけ、格下アジア相手の2連敗は避けたかったが、蓋を開けてみれば日本相手に4失点と持ち味である堅守が完全に崩壊した。
 ウルグアイの最終ラインは主力のDFホセ・ヒメネス(アトレチコ・マドリード)を負傷で欠いていたものの、世界屈指の実力を持つDFディエゴ・ゴディン(アトレチコ)が先発に名を連ねていた。しかし、序盤から日本のスピードあふれる攻撃に手を焼き、MF南野拓実(ザルツブルク)に先制点を許すと、FW大迫勇也(ブレーメン)、MF堂安律(フローニンゲン)に追加点を奪われ、最後は再び南野にネットを揺らされた。
 ロシア・ワールドカップ(W杯)ベスト8国の思わぬ失墜に、海外メディアも辛辣だった。衛星放送「FOXスポーツ」ウルグアイ版は公式ツイッターで、「アジアのツアーでは一切存在感を発揮することができなかった。またも負けた。韓国と日本の試合で何かポジティブなものを得たか?」と、良いところなく連敗したチームを非難している。
 スペイン紙「エル・パイス」は「2試合で6失点。アジアの2連戦は酷いバランスだった」と見出しを打ち、「日本に喫した4失点は、5点にも6点にもなる恐れがあった。日本のダイナミックさに屈したのだ」と守備の崩壊を留めることができなかったと指摘した。
 ウルグアイにとっては大きなダメージを負わされる2連戦となったようだ。



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