10月13日(現地時間)、UEFAネーションズ・リーグ(NL)が行なわれ、リーグAのグループ1では、オランダが3-0でドイツを下した。

 オランダが1敗、ドイツが1分けで迎えたアムステルダムでの一戦。ドイツとしては3点差という史上初の大差での敗北を喫してしまった。

 ふたつのチームについて、スポーツ情報ポータルサイト「sportskeeda」はそれぞれのチームの状態を表わす、象徴的なコメントを報じている。

 オランダは、今年開催されたロシア・ワールドカップの出場を逃した。しかし、これを乗り越えた今のチームについて、ジョルジニオ・ヴァイナルダム(リバプール)は「僕らは今のチームを、過去のチームや他国と比べることに意味を感じない」と言い切り、自信を見せている。

「ほかのチームと比べることよりも、僕らは次の試合に集中し続ける。その結果、自分たちがどの位置にいるのか分かれば、それで十分だ。どこのチームに並んだとか、実力はどのレベルだとかを追求しても、意味はないだろう。

 今回は、負傷で参加できなかった選手も多かったが、若い選手がとてもいいサポートをしてくれた。彼らのおかげでチームのレベルを高まり、この結果を得ることができたと思っている」 プレミア、リーガ、セリエAに加え、
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 一方、オランダに敗北を喫したドイツは、相手の倍以上のシュートを放ちながらも無得点。ヨアヒム・レーブ率いる代表チームは、NLでまだ得点を挙げていない。このことについて、「sportskeeda」はティモ・ヴェルナー(RBライプツィヒ)のコメントを紹介している。

「僕らは戦えていたシーンも多かった。だが、数々のチャンスがあったのに、これを逃している。しかも、オランダのフィルジル・ファン・ダイクのゴールで胃を殴られるような、ガツンとしたダメージを喰らってしまい、それ以降は良くなかった。

 ロシアW杯の最後の試合から、なんとなくチームが自信を失っているのは確か。それに、今日のような試合で0-1で敗れるならまだしも、ラスト10分で崩れてしまっては……」

 同じくDFのマッツ・フンメルスも「個人的には、勝てる試合を0-3で落としてしまったという気持ちが強い。もちろん時には、不運や不利なこともある。だが今は、考え方を変えなければいけない時期だ」と語った。

 衝撃的な敗北に揺れるドイツ国内は、ドイツ紙『BILD』が「レーブへの信頼は徐々に小さくなっている」と報じ、進退問題に発展する可能性を示唆している。

 今後、オランダは10月16日(現地時間)に国際親善試合でベルギーと、ドイツは同日にNLでフランスと対戦する。勢いに乗るオランダ、ペースを取り戻したいドイツ。両チームの動向に注目したい。

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掲載元:サッカーダイジェストWebの更新情報
URL:http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=48693