日本サッカー界期待の俊英、堂安律が、世界にその名を知らしめようとしている。

 現地時間10月8日、フランス誌『France Football』は恒例の「バロンドール(欧州最優秀選手賞)」の候補者とともに、今年から新設された「コパ・トロフィー」の最終10名の候補者たちも発表した。

 欧州で活躍する21歳以下の若手選手がノミネート対象だ。1950年代にレアル・マドリーで活躍し、1958年のバロンドール受賞者でもあるフランス代表往年の大スター、レイモン・コパの名を冠にしている。

 そんな栄えある賞の最終候補者に堂安が選ばれたのである。日本代表MFはイタリア紙『Tutto Sport』が主催する「ゴールデンボーイ賞」にもノミネートされており、昨シーズンのフローニンヘンで公式戦10ゴールをマークした20歳が、世界的な注目を集めている証だ。 プレミア、リーガ、セリエAに加え、
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 とはいえ、堂安と「コパ・トロフィー」の栄誉を争うライバルたちは、いずれも世界でその名を馳せる俊英ばかり。そのなかでも筆頭候補となるのは、フランス代表の“怪童”キリアン・エムバペだろう。

 先のロシア・ワールドカップでは背番号10をつけ、母国の世界制覇に大貢献。クラブレベルで見れば、モナコでの飛躍を経て昨年夏に移籍したパリ・サンジェルマンでも特大のインパクトを残した。

 その他の候補者も欧州で飛躍し続ける猛者が揃う。19歳にしてイタリアの名門ミランで正守護神を務めるジャンルイジ・ドンナルンマやリバプールでユルゲン・クロップの薫陶を受けるトレント・アレクサンダー=アーノルド、さらにはドルトムントで香川真司の同僚のクリスティアン・プリシッチ、元オランダ代表FWパトリック・クライファートの息子であるユスティン・クライファートも名を連ねる。

 誰が受賞してもおかしくない超逸材と肩を並べ、堂々“10傑”に食い込んだ堂安。その事実だけでも、ひとつの快挙と言っていいだろう。受賞者は現地12月3日に発表される。

 以下が「コパ・トロフィー」2018年度のノミネート10選手だ。

キリアン・エムバペ(パリSG/フランス代表/FW)
トレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール/イングランド代表/DF)
フセム・アウアー(リヨン/フランスU-21代表/MF)
アマドゥ・ハイダラ(ザルツブルク/マリ代表/MF)
ジャンルイジ・ドンナルンマ(ミラン/イタリア代表/GK)
パトリック・クトローネ(ミラン/イタリア代表/FW)
堂安律(フローニンヘン/日本代表/MF)
ユスティン・クライファート(ローマ/オランダ代表/FW)
クリスティアン・プリシッチ(ドルトムント/アメリカ代表/MF)
ロドリゴ(サントス/ブラジル国籍/FW)

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掲載元:サッカーダイジェストWebの更新情報
URL:http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=48350