[J1リーグ第27節]清水 1-2 G大阪/9月21日/アイスタ

 韓国代表の新エースが止まらない!
 
 フライデーナイトJリーグとして開催されたJ1第27節の清水エスパルスvsガンバ大阪戦は、終盤の大劣勢を凌ぎ切ったアウェーチームが2-1の勝利を収めた。これで今季初の3連勝を飾り、暫定ながら順位を14位に上げ、降格圏を脱出した。
 
 その試合でも存在が際立っていたのが、G大阪のFWファン・ウィジョだ。先のアジア大会で得点王に輝き、母国の金メダル獲得に特大の貢献を果たしたストライカーは、この日も攻撃陣を力強く牽引した。開始30秒に強力ヘッダーで敵のオウンゴールを誘うと、26分には2戦連続弾をゲット。左サイドを打破した倉田の折り返しを小野瀬がニアで触れてコースを変えると、抜群の位置取りから中央で待ち受けたファン・ウィジョが無人のゴールに流し込んだのだ。

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 試合後のフラッシュインタビューではこう語った。
 
「前半で2点を先行できて楽なゲームになるかと思いましたが、結果的に1点を返されて難しくなりました。それでもチーム一丸となって戦い、勝ち切れたのは大きい。なかなか厳しい状況が続いていますが、勝利を重ねることでチームの雰囲気は間違いなく良くなっていると思います」
 
 韓国国内での評価はうなぎ上りで、パウロ・ベント新監督の下で新たなスタートを切ったA代表での足場も固めつつある。母国メディアの中には欧州有力クラブがファン・ウィジョに強い関心を抱いていると伝えるものもあり、今後の活躍次第ではステップアップ移籍を模索する可能性もある。
 
 G大阪を残留へと導く水先案内人、ファン・ウィジョ。これで22戦11発。いまや代えの利かない前線の大黒柱だ。
 

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掲載元:サッカーダイジェストWebの更新情報
URL:http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=47616