アンドレス・イニエスタのヴィッセル神戸への加入は、Jリーグの歴史を見ても大きなトピックだろう。明治安田生命J1リーグ戦第26節終了時で8試合出場2得点。彼のプレー一つひとつが我々の「サッカーを見る目」をあらためて養ってくれる。DAZNではサッカー解説者・戸田和幸氏に、その才能を表すプレーの特長と戦術眼、チームに及ぼす効果などについて映像を用いて分析してもらった。ここでは、その一部を原稿化して公開する。
 「場所」を見つけるうまさ
 --イニエスタ選手はすんなりとチームに溶け込んだ印象です
 神戸が採用している4-3-3はイニエスタ選手がバルセロナで慣れ親しんできたシステムです。また、ポドルスキ選手と感覚の部分で分かり合えていることもあるでしょう。僕が神戸のスタッフに聞いた話だと、チームメートともきちんと対話をしているとのこと。他の選手が圧迫感を感じていない様子も見られます。
 --プレーで注目すべき点は?
 まず、どこに立っていてどこを見ていて、ボールが入ったときにどういうプレーの選択をするかという点です。神戸の基本布陣は、ディフェンスラインが4枚、藤田直之選手がアンカー、斜め前にイニエスタがいて、前に3人アタッカーが並びます。
 イニエスタ選手は真ん中から左のゾーンでボールを受けて展開するのですが、相手がどこに立っていて、どういう守備をしているかに対してのポジショニングがすごく上手なので、フリーでボールを受けられます。逆に、イニエスタ選手がボールを持つことで相手は引き付けられ、そうすると藤田選手や左サイドバック、逆サイドも含めて、他の選手に時間的なゆとりを与えます。
 なおかつ、ボールを持ったときのプレーの選択の判断と質が驚くほど高い。神戸はボールを簡単に蹴らず、保持しながら前進していくチームです。その中できちんとボールを受けられる場所にいる。また、(味方が)プレッシングをかけられないように、自分が立つことで他の選手をフリーにしています。
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掲載元:「サッカー」の最新ニュース - SANSPO.COM(サンスポ・コム)
URL:https://www.sanspo.com/soccer/news/20180919/jle18091916320006-n1.html