今季ブンデスリーガ開幕から出場機会のないドルトムントの元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェについて、同クラブのラインハルト・ラウバル会長が信頼を口にした。ドイツ紙「ビルト」が報じている。
 ゲッツェは今夏のロシア・ワールドカップ(W杯)に参加していないため、W杯出場組の日本代表MF香川真司らより早くチームに合流。毎年恒例のプレシーズントーナメント、インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)では、マンチェスター・シティ相手にPKで決勝弾を沈めるなど、新シーズンに向けて順調な調整が続いていることを示唆していた。さらに、今季最初の公式戦、DFBポカールのグロイター・フュルト戦(2-1)では先発でピッチに立ち、64分までプレー。ルシアン・ファブレ監督の構想に入ったかと思われた。
 ところが、ブンデスリーガ開幕節のRBライプツィヒ戦(4-1)、第2節のハノーファー戦(0-0)では起用されず、いずれも90分間ベンチを温めるだけに終わった。
 そんなゲッツェについて、ラウバル会長は「マリオは現在批判を受けているが、そんな批判には値しない。彼は素晴らしい選手であり、今も高いクオリティーがある」とコメント。「マリオがそのクオリティーをピッチ上にもたらせば、その能力によって再びチームの助けとなるだろう」と、ドルトムントユース育ちの“至宝”ゲッツェを擁護した。
 ラウバル会長はゲッツェが起用されないことについて、能力や姿勢の問題ではないと考えている様子。「問題は、彼(ファブレ監督)のシステムにマリオがどうフィットするかだ」と語っている。


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