ユベントスに所属するクリスティアーノ・ロナウドの代理人は、同選手がUEFA(欧州サッカー連盟)欧州最優秀選手賞を受賞できなかったことへ苦言を呈した。
 2016年から2年連続でUEFA欧州最優秀選手賞を手にしたC・ロナウド。昨シーズン、Rマドリードの一員として史上初のチャンピオンズリーグ(CL)3連覇に大きく貢献した同選手は、ルカ・モドリッチ、モハメド・サラーとともに最終候補の3名に選出された。
 しかし、監督やジャーナリストによる投票により、モドリッチが2018年のUEFA欧州最優秀選手賞に輝く。C・ロナウドとともにRマドリードのCL3連覇に貢献し、ワールドカップでは決勝に進出したクロアチア代表としても躍動した同選手が初めて受賞し、ユベントスFWは2位に甘んじた。
 この結果を受け、黙っていられないのは代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏。スタッツで他の選手を凌駕するC・ロナウドが欧州最高の選手であることに議論の余地はないとポルトガル『レコード』で不満を漏らした。
 「ロナウドは15ゴールを挙げて、Rマドリードに3年連続でチャンピオンズリーグのトロフィーをもたらした。この決断は馬鹿げているし、恥を知るべきだ。疑うまでもなく、勝者はこのポジションで最高のプレーを見せたロナウドだ」
 また、ユベントスのディレクターを務めるジュゼッペ・マロッタ氏も代理人の発言に同調した。同氏は『スカイスポーツ』で「この結果をリスペクトする。しかし、この賞はワールドカップではなく、チャンピオンズリーグの結果を考慮して与えられるものだ。だから、素晴らしいゴールや感動を与えたロナウドが受賞するものだと信じていた」と言及。
 「ジャーナリストやコーチの決定に何も言うつもりはないが、フットボールファンとして、私ならクリスティアーノ・ロナウドに票を投じる」(Goal.com)

掲載元:「サッカー」の最新ニュース - SANSPO.COM(サンスポ・コム)
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