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サッカーに関する移籍・引退・試合結果など

      谷口彰悟と車屋紳太郎の“熊本兄弟”。川崎のCB物語は日本代表へと続く。

       現代サッカーを生き抜くセンターバックは、もっと評価されても良いのではないか。
       そんな風に思うことがある。
       まず、ひと昔前に比べると、求められる能力値が格段に高い。速さ、高さ、強さというトータルの守備力に加えて、ボールを保持したときの足元の技術も必要になっている。一定のビルドアップ能力がなければ、プレッシャーの的として相手に狙い撃ちされてしまうのが宿命だからだ。
       守備の万能性を兼ね備えていても、足元に不安を抱えたままではトップレベルで生きにくくなっている。クラシックなセンターバックにとっては、過酷な時代である。
       J1チャンピオンチームである川崎フロンターレは、昨年就任した鬼木達監督が率いてから失点の少ないチームとなった。今季は第25節を終えて19失点で、1試合平均の失点は1点以下だ。1試合未消化ではあるものの、首位・サンフレッチェと並んでリーグ最少失点を誇っている。いまや川崎は堅守を看板にできるチームなのである。
       その堅陣の中心にいるのが、谷口彰悟と車屋紳太郎のセンターバックコンビだ。車屋は左サイドバックのレギュラーだったが、第20節の横浜F・マリノス戦から主戦場をセンターバックに移した。
       車屋と谷口とのコンビ形成後の6試合で、無失点が3試合だ。車屋は対人守備に滅法強いというタイプではないが、チームの守備力は高いレベルで安定している。
      「川崎のCB」に必要な能力は? なぜか。
       それは、川崎のセンターバックに求められる資質が、簡単にボールを失わないことにあるからだ。スピードに秀でている谷口と車屋は高いディフェンスラインを強気に保ち、ボールを持って相手陣地まで運び、ハーフコートマッチで押し込み続ける。
       ビルドアップのやり直しも何度も繰り返し、中盤への出し入れをスムーズに行いながら、ゲームメークも担う。ボールを保持してイニシアチブを握って戦い続ければ、相手の攻撃を受ける回数自体を減らすことができる。
       そういう考えが、このスタイルの肝でもある。仮にボールロストしても、味方が素早い切り替えを徹底し、その場でボールを回収すれば大きな問題はない。

      掲載元:Jリーグ - Number Web
      URL:https://number.bunshun.jp/articles/-/831806

      観客の願望を叶えるC大阪ソウザ。名手は敵もファンも見事に「騙す」。

       週末が来るたび、いそいそとスタジアムに出かける私には、サッカー観戦にいつも期待しているものがある。それは「だまされたい」ということ。
       もちろんサッカーなので、いつも思い通りにはいかない。期待してスタジアムに行ったのに裏切られたと思うことはよくある。
       しかし、それでも試合に通い続けると、ご褒美なのか気持ちよくだましてもらえることがある。予想を超えるいいプレー、いいゲームに出会って、テンションが上がるのだ。
       先日、雷鳴がとどろく埼玉スタジアムで、久々に気持ちよくだまされた。
       悪天候のため、キックオフが30分順延された浦和レッズとセレッソ大阪の一戦、その主役となったのはアウェーチームのブラジル人ボランチ、ソウザである。
       ソウザは豪快なミドルシュートで、この試合の決勝点を決めた。
       1-1で迎えた53分、杉本、木本とつながったボールがペナルティエリア外にいるソウザのもとへ。ここでソウザは左にいる清武にパスを出す素振りをして、一気に右へボールを持ち出す。対面の青木とマウリシオを揺さぶって、右足一閃。ここしかない、という対角線上のネットを撃ち抜いた。
      ブラジルでは「血管シュート」と呼ぶ。 試合後、ソウザは次のようにゴールを振り返った。
      「キヨ(清武)に出すふりをして、自分の得意の右足に持っていって、シュートを打ちました。しっかりと足に当たったし、キーパーには厳しいコースだったと思います」
       ブラジルではボールの真芯を捉えた強烈なシュートを、「chute na veia」と表現する。
       直訳すると「血管シュート」。名医が一発で血管に注射針を刺すように、名手はボールの芯を捉えた強烈なシュートを放つ。浦和戦の決勝ゴールは、まさにそれだった。
       血管シュートの名手ソウザは、ワンステップで狙ったところに強いボールを蹴ることができる。今季序盤戦の柏レイソル戦でも豪快なミドルシュートを決め、それは2・3月の「Jリーグベストゴール」に選出された。

      掲載元:Jリーグ - Number Web
      URL:https://number.bunshun.jp/articles/-/831813

      代表選手を魅了するドリブル理論。岡部将和がサッカーに革命を起こす。

       今、サッカー界はいかに新しい知識を取り入れて活用するかという「イノベーション競争」の時代に突入している。
       動き方、走り方、食事、心理のエキスパートから指導を受けるのが当たり前になり、呼吸法や脳科学的なアプローチに取り組む選手も出てきた。
       そんな中、欧州や南米とはまったく異なるやり方でドリブルを研究している人物が日本にいる。ドリブルデザイナーの岡部将和だ。
       ドリブルを実演する動画がYouTubeで話題になり、総再生回数は約1億回を越える。プロ選手からも注目され、これまで10人以上の日本代表クラスの選手にドリブルをアドバイスしてきた。ロシアW杯のメンバーでいえば、乾貴士、原口元気、宇佐美貴史の3人だ。
       岡部は日本代表選手との出会いを、こう振り返る。
      「初めて代表選手から連絡が来たのは、ザックジャパンのときでした。代表選手は確実に自分より能力が高いし、指導というのはおこがましい。そこで十人十色のドリブルに一緒に色をつけるという意味で、ドリブルデザイナーという名前を考えたんです」
      「絶対に抜ける間合い」がある。 代表選手をも魅了するドリブル理論とは、どんなものか? 岡部が追求するのは、どんなときにも、どんな相手にも「99%抜くことができるドリブル」だ。
      「将棋には勝負が決まる『詰み』という状態があるじゃないですか。ドリブルもそれと同じ。絶対に抜ける間合いがあるんですよ。そこに相手に気づかれないように忍び込むことができれば、99%抜くことができます」
       ポイントになるのは相手との「距離」と「角度」だ。
      「対峙する相手に取られないぎりぎりの距離まで近づき、十分な角度を取ることができたら必ず縦方向に抜けます。たとえば右利きだったら、向かって左側に回り込み、約100度まで行けたら勝ちです。もちろん角度には個人差があって、足の速い選手なら110度でも抜けます」
       ここで角度とは、相手の真後ろを0度として測ったもので、相手の真横に立ったら90度だ。その90度より少し手前、100度まで行けたら必ず抜けるという考え方である。

      掲載元:サッカー日本代表 - Number Web
      URL:https://number.bunshun.jp/articles/-/831766
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